
「工場勤務って頭おかしくなるって聞いたけど本当?」
こうした不安を感じている人は少なくありません。
実際、ネット上でも「メンタルやられた」「単純作業がつらい」といった声をよく見かけます。
私は工場勤務19年目の現役工場マンです。
確かに、長く働いていると
「このままでは頭おかしくなりそう」
「精神病みそう…」
と感じた時期が何度かありました。
ですが、きちんと対策をしていけばメンタルを守りながら働き続けることは十分可能です。
この記事では、工場勤務が「頭おかしくなる」と言われる理由と、私自身が体験してきたこと、そして対策法を紹介します。
これから工場で働こうか迷っている方や、すでに働いていて「きつい」と感じている方の参考になれば嬉しいです。
工場勤務が「頭おかしくなる」と言われる理由
工場勤務が「頭おかしくなる」と言われるのには、いくつかの共通した理由があります。
ここでは、現場でよく耳にする代表的な原因を紹介します。
1. 単純作業の繰り返しで思考が停止する感覚

工場の仕事は、同じ作業を繰り返すことが多いです。
一日中、同じ部品を組み立てたり、同じ検品作業をしたりしていると、脳が退屈してしまい「時間が止まったように感じる」ことも。
これが続くと、精神的に疲れやすくなり「もう考えたくない…」と感じてしまう人もいます。
2. 夜勤やシフト制による生活リズムの乱れ
夜勤がある工場では、昼夜逆転が当たり前になります。
睡眠時間が不規則になると、自律神経が乱れ、気持ちが落ち込みやすくなることも。
特に40代以降は体力の回復が遅くなるため、リズムが安定しないと心身への負担が大きくなります。
3. 人間関係のストレス

工場はチームでの仕事が多いため、人間関係の影響を強く受けます。
上司や先輩との相性が悪かったり、パワハラ気質の人がいたりすると、それだけで仕事がつらく感じることもあります。
4. 騒音・暑さ・匂いなどの作業環境
騒音の大きい工場では耳栓をしていても疲れますし、夏場の暑さや独特の匂いがストレスになることもあります。
こうした物理的ストレスは、知らず知らずのうちにメンタルを消耗させます。
現役工場マンが感じた「頭がおかしくなりそうな瞬間」
ここからは、私が実際に工場で働く中で「このままだとメンタルやばいな…」と感じた瞬間を紹介します。
夜勤明けに時間感覚が狂ったとき
夜勤が続いたあと、朝帰宅してカーテンを閉めて寝るのですが、起きたらもう夕方。
「今日は何曜日だっけ?」「今は朝?夜?」とわからなくなり、生活のリズムが完全に崩れました。
その状態が続くと、頭がボーっとして集中力が落ちてしまうのを実感しました。
同じ作業を続けて脳が停止したとき
例えば、8時間ずっと同じ部品を検査する日があります。
手は動いているけど、頭は空っぽで「このままでいいのかな」と不安になったことも。
同期の同僚も「単純作業が続くと頭がしんどい」と言っていました。
職場の人間関係に悩んだとき

過去に厳しい先輩と同じラインになった時期がありました。
注意されるたびに萎縮してしまい、「仕事行きたくないな…」と朝から憂鬱に。
人間関係のストレスは想像以上にメンタルに響きます。
工場勤務でメンタルを守るための対策💊
では、こうした「頭がおかしくなりそう」な状況を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?
私自身が試して効果があった対策を紹介します。
1. プライベートの時間に変化をつける
仕事が単調だからこそ、オフの時間で刺激を入れることが大切です。
趣味を楽しむ、運動する、資格の勉強をするなど、意識的に新しいことに挑戦すると脳がリフレッシュされます。
2. 生活リズムを工夫する
夜勤の前後は、カーテンを遮光にする・睡眠時間を一定に保つ・寝る前のスマホを控えるなど、生活リズムを整える工夫をしています。
これだけで日中の頭のスッキリ感が全然違います。
3. 信頼できる同僚とコミュニケーションを取る
愚痴でも雑談でもいいので、誰かに話すだけで気持ちが軽くなります。
私も休憩時間に同僚と話すことで、かなり気分転換になっています。
4. どうしてもきついときは部署異動や転職も検討
無理に我慢してメンタルを壊してしまうよりも、早めに環境を変えるのも選択肢です。
工場によっては軽作業や日勤だけの職場もあるので、上司や人事に相談してみると良いでしょう。

実は私も入社して1ヶ月で退職の相談をしたことがあります。
前職からの転職で慣れない仕事と生活リズムの変化で病んでしまったのです。
この時は上司や同僚に恵まれもう一度頑張ろうと思え、踏みとどまることが出来ました。
自分で抱え込まず相談できる人がいると解決のきっかけになると思います。
まとめ|工場勤務はメンタル管理がカギ!

工場勤務は「頭おかしくなる」と言われがちですが、実際は 環境と自分の工夫次第 で十分に健康的に働けます。
- 単純作業や夜勤は確かに負担がある
- でも、生活リズムの工夫や趣味でのリフレッシュでバランスが取れる
- 無理なら部署異動や転職も一つの解決策
とにかく一番大切なのは、自分の心と体の声を無視しないことです。
この記事を読んだあなたが、工場勤務をポジティブに捉え直すきっかけになれば嬉しいです。
それでは、またー😄

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